
ブルーインパルスって時々話題になるけど何だろう?
簡単に知りたいな
東京オリンピックなどの国民的イベントに登場し、人々に感動を与えるブルーインパルス。
最近では4月13日(日)大阪・関西万博開幕日のブルーインパルス展示飛行が中止となり、話題になりました。(大阪・関西万博でのブルーインパルス再飛行が検討されています。)
ブルーインパルスの名前は聞いたことがあっても、あまり深く知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では最低限知っておきたいブルーインパルスの知識について、カンタンに分かりやすく解説します!
ブルーインパルスが話題になった時、周りの人に話せますよ☆
【ブルーインパルスとは?】最低限の知識を簡単に分かりやすく解説!

これだけは押さえておきたいブルーインパルスの知識を順番に解説します。
①ブルーインパルスって何?
ブルーインパルスを一言で言うと「航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム」です。
正式名称は宮城県松島基地にある第4航空団所属の「第11飛行隊」。

ブルーインパルスは普段は松島基地にいて、訓練などを行っています。
関連記事:【ブルーインパルスはどこにいるの?】基地見学と基地上空訓練について
航空祭や国民的ビッグイベントなどで、ブルーインパルスは一糸乱れぬ美しく華麗なパフォーマンスを披露し、見る人に大きな驚きと感動を与えています。

空にハートを描いたりする「描き物」が有名だよ☆
ブルーインパルスの演目については【保存版】ブルーインパルス全ての技一覧 演目の難易度は?を見てね
ブルーインパルスの合言葉は、「創造への挑戦」。より多くの人に夢や感動を感じてもらえる飛行を常に追求しています。
② どうしてブルーインパルスがあるの?(存在意義)

航空自衛隊のホームページを見ると、ブルーインパルスについて次のように記されています。
航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで、華麗なアクロバット飛行(これを展示飛行と呼びます)を披露する専門のチーム、それがブルーインパルスです。
航空自衛隊公式ホームページより引用
ブルーインパルスは航空自衛隊の広報活動の一環として、人々に親しみを持ってもらうために存在しているんですね。

ドラマ「空飛ぶ広報室」を見ると、航空自衛隊が国民に理解してもらうために様々な広報活動を行っていることがよく分かるよ。
ブルーインパルスには、日本のパイロットの高度な技量や自国の防衛力、航空産業のレベルの高さをアピールするという大きな意義もあります。
また時にブルーインパルスは災害復興や五輪などでも飛行し、希望のシンボルになることも。
詳しくは【ブルーインパルスは何のために存在するの?】誕生から現在までを解説をご覧ください。
③ パイロットはどんな人?
ブルーインパルスのパイロットは厳しい選抜を経たエリートパイロットで、ドルフィンライダーとも呼ばれます。
飛行隊長以下10~12名のパイロットがいます。ブルーインパルスの任期は3年。
詳しくは【ブルーインパルス2025】全パイロットメンバー紹介!TACネームもをご覧ください。
なお現在まで、女性がブルーインパルスパイロットになったことはありません。
関連記事:
・【ブルーインパルスに女性パイロットはいるの?】名前や所属を調査
・【ブルーインパルス】歴代のパイロット一覧
ブルーインパルスのパイロットになるには高度な操縦技術はもちろん、社交性や協調性が求められます。地上でのトークイベントやサイン会など広報としての顔も持ちます。

ブルーインパルスのパイロットは大人気!
詳しくは【ブルーインパルスのパイロットになるには】その後について解説をご覧ください。
ブルーインパルスパイロットになりたいと思ったら気になるパイロットの年収については、ブルーインパルスのパイロットの年収・給料はどのくらい?なりたい人必見!をご覧ください。
④ ブルーインパルスの歴史

ブルーインパルスは、航空自衛隊のアクロバット飛行チームとして1960年に誕生しました。
これまでに3種類の機体「F-86F」「T-2」「T-4」が使われ、それぞれの時代に独自の挑戦がありました。
F-86F時代には、東京五輪で五輪マークを描く飛行で注目を集め、T-2時代には国産ジェットでの華麗なパフォーマンスが特徴。
現在はT-4を使用し、国内外での展示飛行や震災後の復興支援飛行など、多様な活動を通して国民に感動を与え続けています。
詳しくは【ブルーインパルスは何のために存在するの?】誕生から現在までを解説をご覧ください。

ブルーインパルスの歴史の裏には悲しい事故もあったよ。
詳しくは【ブルーインパルスの事故一覧】墜落、パイロットの死亡についてを見てね。
⑤ 使用している機体について

ブルーインパルスの現在の機体は川崎重工製の中等練習機「T-4」。

ブルーインパルスは戦闘機じゃないんだね!
塗装が違ったり風防が強化されていたりブルー仕様に改修はされていますが、基本構造や性能はT-4中等練習機と大きく変わりません。
ブルーインパルスのパフォーマンスで印象的なスモークは操縦桿のトリガースイッチを引くことで噴射されます。
詳しくはブルーインパルスは戦闘機じゃない?現在と歴代の機体についてをご覧ください。
⑥ ブルーインパルスを初心者が楽しむには?

ここまでブルーインパルスの基本を見てきました。実際にブルーインパルスを楽しむにはどうすればいいでしょうか。
まずは航空祭・ブルーインパルスの予定をチェック。
▶【航空祭2025】スケジュール一覧 ブルーインパルスの予定は?
行く航空祭やブルーインパルスイベントが決まったら準備をします。パンフレットでブルーインパルスの飛行時間をチェックしたり行き方を確認しましょう。
準備の手順は【初心者向け】航空祭の準備と楽しみ方!ブルーインパルスもチェックをご覧ください。

航空祭のパンフレットは初心者には見方が難しいよ
パンフレットの見方が分からない時は【初心者必見】航空祭のプログラムガイド 展示飛行とは?(パンフレット解説)をチェックしてくださいね。
航空祭では手荷物検査が行われ、持込禁止品があります。詳しくは初めての航空祭!持っていけばよかった持ち物と持込禁止品についてをご覧ください。
航空祭で楽しみなのがお土産。
ブルーインパルスグッズはネットでも買えます。ブルーインパルスグッズはどこで買える?おもちゃやTシャツ人気23選をチェックしてみてください。
ブルーインパルスに関するよくある質問(Q&A)
- Qブルーインパルスは何人で飛んでいるの?
- A
基本は6機編隊で飛行します(1番機〜6番機)。演目によってソロやデュアルソロ(2機)、3・4・5機の時もあります。
- Q飛行時間はどれくらい?
- A
通常の展示飛行は約20~30分程度です。航空祭やイベントによって多少変わります。
- Q飛行が中止になることもある?
- A
はい。天候(特に低い雲や強風)、機体トラブル、その他の理由で中止や内容が変更になることがあります。
- Qブルーインパルスの費用は税金?
- A
ブルーインパルスは航空自衛隊の所属。そのためブルーインパルスにかかる費用は税金から出ています。
- Q飛んでいるときの煙は何?有害じゃないの?
- A
煙は「スモークオイル」と呼ばれる白い蒸気で、無害です。パフォーマンスをより楽しめるように使われています。
【ブルーインパルスとは?】最低限の知識を簡単に分かりやすく解説!まとめ

この記事では最低限知っておきたいブルーインパルスの知識について、簡単に解説しました。

興味を持った方はぜひ、ブルーインパルスの展示飛行を実際に見てみてくださいね☆
ブルーインパルスの予定は【航空祭2025】スケジュール一覧 ブルーインパルスの予定は?をご覧ください。
- 『ブルーインパルス パーフェクト・ガイドブック』(イカロス出版、2020年)
- 『ブルーインパルスの科学』(赤塚聡、2014年)